まず見直すのは1枚目
メルカリの検索結果やタイムラインに出るのは、1枚目の写真と価格だけです。説明文をどれだけ丁寧に書いても、1枚目でタップしてもらえなければそこまでたどり着きません。閲覧数が少ないなら、最初に疑うのは1枚目です。
たとえば3,000円で出したナイキのスニーカー。薄暗い玄関で片方だけ撮った写真と、明るい場所で両足を揃えて全体を写した写真では、一覧に並んだときの印象がまるで違います。中身は同じでも、前者はなんとなく状態が悪そうに見えてしまう。損な撮り方です。
1枚目に向いているのはこんな写真です。
- 商品全体が収まっていて、何の商品か一目で分かる
- 正方形に切り抜かれても主要部分が欠けない構図
- 付属品を詰め込みすぎず、主役がはっきりしている
箱や付属品まで全部並べた集合写真を1枚目にする人がいますが、小さいサムネイルではごちゃついて見えるだけです。付属品は2枚目以降に回してください。
自然光と背景の整理
撮影用のライトを買う必要はありません。日中、窓際の自然光で撮るだけで写りはかなり変わります。夜に蛍光灯の下で撮ると色が黄ばんだり青みがかったりして、実物と違う色に見えることがあります。服やコスメのように色が決め手になる商品だと、これがそのまま「思っていた色と違う」というクレームの種になります。
背景は白か無地が無難です。専用の撮影ブースはいりません。白い壁の前か、無地のシーツや模造紙の上で足ります。気をつけたいのは写り込みで、床に散らかった物、鏡やガラスに映った自分、生活感のある部屋の様子が写ると、商品まで雑に扱われていそうな印象を与えます。
撮り方の基本はこの3つです。
- 日中の窓際で、逆光を避けて撮る(窓を背にしない)
- 背景に商品以外の物を入れない
- 登録前に拡大して、ピントが合っているか確かめる
ピンぼけは意外と見落とします。スマホの画面で見て平気でも、購入を検討する人は拡大して見ます。登録前に一度ズームして確認する癖をつけると失敗が減ります。
傷や汚れを隠さない
撮り直しでやりがちなのが、きれいに見せたいあまり、傷や汚れが写らない角度ばかり選んでしまうことです。これは逆効果です。届いた商品に説明のない傷があれば、受取評価前に「商品の状態が違う」として返品やキャンセルを求められることがありますし、悪い評価にもつながります。
スニーカーならソールのすり減りとかかとの内側、バッグなら角のスレと持ち手の色落ち、本なら日焼けと折れ。買う側が気にする箇所はだいたい決まっています。そこを寄りで1枚ずつ撮って、説明文にも「かかと内側にスレあり(3枚目参照)」と書いておく。ここまでやれば納得したうえで買ってもらえるので、取引後のトラブルはぐっと減ります。
傷を正直に写すと売れなくなる気がするかもしれません。実際には逆で、状態がはっきり書いてある出品のほうが安心して買われます。多少傷があっても、価格が状態に見合っていれば買い手はつきます。
傷の消し込みなど、実際より良く見せる加工や、傷を意図的に隠した出品は、メルカリのルール上トラブルの原因とされています。明るさを実物に近づける調整は問題ありませんが、実物と異なる印象になる加工はしないでください。
ブランド品のタグとシリアル
ブランド品やハイブランドの服を出すなら、本物だと分かる情報を写真で見せるのが基本です。具体的にはこのあたりです。
- ブランドロゴの刻印やタグのアップ
- シリアルナンバー、ギャランティカード、購入時のレシート(個人情報は隠す)
- 内側の品質表示タグや製造国表示
これらがない出品は、偽物を疑われて質問攻めになるか、そもそも敬遠されます。2万円のルイ・ヴィトンの財布なら、外観3枚に加えてシリアルと刻印の寄りを2枚。この2枚があるかないかで、見る側の安心感は相当変わります。
なお、メルカリでは偽ブランド品や真贋の確認できない商品の出品は禁止されています。自分でも真贋に自信が持てない品は、出品自体を見送ってください。
撮り直した写真に差し替える手順
ここが一番誤解の多いところです。写真を変えるために、出品を削除して出し直す必要はありません。既存の出品ページを編集すれば、写真だけ差し替えられます。
- マイページの「出品した商品」から対象の商品を開く
- 「商品の編集」をタップ
- 差し替えたい写真を削除して新しい写真を追加。長押しで並び順も変えられる
- 「変更を反映する」で保存
編集なら、それまでについた「いいね」やコメントはそのまま残ります。検討中だった人との接点を捨てずに済みます。
削除して出し直す方法はおすすめしません。同じ商品の削除と再出品を繰り返して検索結果での表示機会を増やす行為は、メルカリで迷惑行為とみなされる可能性があります。同一商品を複数ページで同時に出す重複出品、コメントで交渉中や取引中の商品の削除、手元にない商品を出す無在庫出品も禁止されています。写真の改善は編集機能で行ってください。
差し替えたら、買う側の視点で自分の出品ページを開き直してみてください。サムネイルは編集画面と一覧画面で印象が違います。検索結果に並んだ状態を一度見ておくと安心です。